周囲に話して、理解してもらうことが一番大切なこと

いつも生理の10日前くらいから、イライラが止まらなくなり、精神不安定になります。何か理由がある訳ではないのに涙がこぼれてきたり、普段は言われても何も感じない周囲の言葉に敏感になったり、怒りっぽくなったりします。常に精神的に落ち着かない、ザワザワした気持ちになり、仕事に集中できないこともあります。他にも、喉がイガイガして風邪っぽい、熱っぽい、食欲旺盛になる、胸が張る・胸が痛い、睡眠を十分にとっていても眠い、などの身体的症状もありますが、私の場合は精神的な症状が強く出てしまうことに毎月悩んでいました。PMSの症状が出たときに、特に強く当たってしまうのが夫です。夫は一番身近にいるし、感情をぶつけられる存在だからこそ当たってしまうというのはあるのですが、夫からすると理不尽なことで私に怒ったり泣いたりされるので戸惑っていたようですし、毎月こうなってしまう自分自身にも疲れてしまい、悩んでいました。

私の場合はPMSの症状は精神的症状の方が強く、それを周囲にぶつけてしまうことで自己嫌悪に陥ってしまうのが辛かったので、「この時期はそういう時期なんだと」いうことを周囲に理解してもらうことから始めました。主に八つ当たりしてしまう相手は夫でしたので、夫に生理のメカニズムや、PMSというものがあること、症状の出方は様々だけど、自分の場合はこのように出てしまうということをひとつひとつ話しました。大抵の男性は、「生理中に具合が悪い」という認識はあるものの、「生理前に具合が悪い」とか、「生理前に精神的に不安定になる」というイメージがないことが多いので、話すと「そうなんだ・・・」という感じで真剣に聞いてくれました。「月に1回こういう時期があるから、その時に私が不安定になっても、あなたを嫌いになったわけでも、怒っているわけでもないことを理解してほしい」というような話をしました。それ以降は、私が生理前に不安定になっても、夫は抱きしめてくれたり、理不尽なことで怒られても応戦してこなくなり、以前より落ち着いて過ごせるようになりました。やはり、周囲の理解で精神的にも安定して過ごすことが出来るので、まずは話すことから始めてみてはいいのではないでしょうか。