自覚するだけで、きっとあなたも楽になる「PMS」

数年前から、生理がはじまる数日前からとにかく体がむくみ、だるさから目覚めが悪くなりました。睡眠が足りないのかと思い早く眠っても、まだ寝たりない。日中もとにかく眠く、仕事中も集中力が続きません。そしてある日、ついに仕事に遅刻してしまいました。身体の不調を感じる一方で、何より辛かったのは周りの大切な人たちに八つ当たりしてしまうことでした。わけもなくイライラし、優しさに感謝することもできず、人と接することが怖くなりました。そしてそういった態度をとる自分が理解できず、感情をコントロールできないことが辛かったです。しかし整理が始まると落ち着きを取り戻すので、「生理前はみんなこういうものなのだ」と思い込んでいました。

PMSについて紹介する番組を見て、「もしかして私もPMSなのかもしれない」と思い始めました。そう自覚できたことだけで気持ちが軽くなりました。「自分がこんな感情になったり気持ちをコントロールできなくなるのはPMSだからなんだ」と、初めて理由を見つけられた時にはうれしかったです。そこからまず、自力で改善方法を調べて実践しました。コーヒーはカフェインレスにする、食事のバランスを考える、大好きなお酒も時期を考えて飲む量を減らすなど、無理のない範囲で生活を見直しました。また、睡眠時間を確保する、残業を減らすなど「今は頑張れないから仕方がないんだ」と少し自分に優しくするようにしました。現在は婦人科にも通うようになり、家族や職場の方々のご協力をいただきながら、生理を恐れずに充実した生活を過ごせています。