痛みに対する対処は早めにすることで、症状を軽くする。

月経前から下腹部のだるい感覚があり、また月経2-3日目には、市販の痛み止めを使ってようやく我慢できる程度になる痛みが生じることに、長年悩まされていました。痛み止めを飲まなければ思うように動くことすらできず、学業や仕事にも支障がでる程でした。痛みが酷い時には路上で動けなくなり、通り掛かった人に助けてもらったこともあります。4日目くらいからは不快感は残るものの動けない程の痛みがあることはなくなるので、ほんの数日の我慢ですが、月経も毎月ぴったり来るわけではない為に予定が立てづらく、どうしても外せない外出や大事な仕事が月経2-3日目に重なった時にはとても憂鬱でした。2-3日目には吐き気も生じることが時々あり、実際に吐くこともありました。

月経1日目はまだ症状が軽いですが、出血が始まった段階で痛みが酷くなくても痛み止めを飲み始めるように心掛けていました。痛みの原因物質となるプロスタグランジンは、増えれば増える程痛みを強く感じるようになってしまいますが、一度発生してしまったプロスタグランジンは分解されるまで時間が掛かってしまいます。その為に、普段から月経痛の強い人は痛みがピークを迎えてしまう前から対処をすることが大切です。市販の痛み止めはこのプロスタグランジンの生成を阻害する働きがあるため、早めに飲み始めることでその後の痛みを軽いものにすることができました。また、子宮周囲の血行が悪い時もプロスタグランジンが過剰に分泌されるため、よく耳にする下腹部を暖めることも、月経が始まったあと早い段階で取り入れるとより効果的でした。