生理前のイライラは精神的な病気によく似てて、対策が難しい

だいたい生理2週間前からという早い時期から、甘いものの過剰摂取が止まらなくなります。チョコレートやアイスクリームが特に欲しくなります。
おなかが空いているわけではないのです。口の中に何か甘いものが欲しくなる感覚です。
また、精神的な落ち込みをはじめ、感情の起伏が激しくなり、自分ではコントロール不能になるのです。
しかしその状態で甘いものの過剰摂取、間食にたくさん食べるようなことをすると体重増加や体形の変化に敏感に反応するようになります。
仕事終わりの足のむくみなども、甘いものの摂りすぎやご飯の食べ過ぎによる体重増加と思い込み、さらに自分を「痩せなくちゃ」という気持ちにさせて追い込むのです。
また、普段は泣かないような内容の映画やドラマ、知人の過去の苦労話などでもしょっちゅうなくようになってしまいます。
心のむなしさに日々襲われるようになり、周りのちょっとしたアドバイスでも自分が責められていると思い込んでしまい、怒りっぽくなります。

急激な感情のコントロールの困難に陥った場合は、生理前だと自分で判断できるように心がけます。
少しでも泣きたくなったり「あれ、今日の私おかしいな」と思ったらすぐにカレンダーをチェックして先月の月経の期間と照らし合わせ、これは生理前のせいなんだ、と、自分を責めないことからはじめ、その状態で知人と会う機会があるのであれば、生理前は感情の起伏が激しいんだと事前に伝えてその日をやり過ごします。期間中に家族と過ごす日でも、必ず伝えます。家族には「私という存在がないものだと思って、気を遣ったりしないでほしい」と言います。
口に出すことで自分のせいではないことを頭に刷り込み、再認識させることで心の状態を保っています。
周りにも心配かけることが少なくなるので、「生理前のせいだから、私は悪くないし生理さえ来てしまえば楽になるんだ」と口に出すことが一番大事だと思っています。
あと、おなかを冷やさないように極力心がけています。飲み物も、必ず常温よりも高い温度で。
はちみつ入りのホットミルクも、心を穏やかにして緊張もほぐれるのでお勧めです。