ＰＭＳには鎮痛剤を飲んで寝てしまうだけでした。

高校に進学したくらいです。
生理の周期はきちんとしていたので、「これがＰＭＳだ」というのはわかりました。
この時期くらいから、ＰＭＳが世の中に「病気だ」という認識がされるようになりました。
私は雑誌で読んで知りました。保健体育の授業では扱っていなかったと思います。

ひどい頭痛がありました。イブプロフェンが効きました。当時はまだジェネリックが出ていなかったので、けっこうお財布への影響がありました。
よく効くのですが、薬が切れたら痛くなります。現在に至るまで、依存してしまっています。
これで疲れている場合、引きずり込まれるように眠くなるので、意図せず居眠りをすることになり、つらかったです。
イブプロフェンは保健室に置いていなかったし、生理ごとに保健室に薬をもらいにいくのは気まずいので、自分で学校に持っていきました。
微熱もありました。特に秋から冬にかけての微熱はつらかったです。
ＰＭＳであろうとは思っていましたが、風邪ではないかと案じながら過ごすのも気分のいいものではありませんでした。
よく聞く腹痛は、私の場合はほとんどありませんでした。

ぶつ切りで短い時間でもいいので寝て、絶対に睡眠不足にならないようにしたのが、いちばんの対策でした。
とにかく頭痛がひどかったので、横になっていないとつらい状態でした。
薬を飲んで頭を冷やして睡眠をとることしか考えていませんでした。
頭を冷やしたのが体によかったかどうかはわかりませんが、とりあえず気持ちよかった、楽だった、ということは確かなので、冷やしました。
冬場は風邪を疑って、検温をしながら休んでいました。風邪だったら、飲む薬が変わってきますので。
宿題や課題や家事など、やらなければいけないことをやり終えたら、すぐに寝ました。

私の場合、腹痛がなかったので、お腹をあたためることは考えませんでした。
ほんとうはあたためたほうが、血のめぐりやツボなどの関係でよかったとあとから知りました。その後は、寒い時期は腹巻をしていました。
私の場合は足が冷たかったので、スポーツソックスをはいて寝ていました。冬場にはさらに電気カイロを使いました。
夏にはスポーツソックスは暑いので「樹液シート」を足に貼って寝ていました。
それ以上に、乗り切る方法をよく知りませんでした。ＰＭＳがマスメディアに取り上げられ始めのころだったので、無知だったのだと思います。

閉経が近くても、ＰＭＳは来ます。いきなりきびしい頭痛がくるので、「いったいなんなの？」と思ったら生理になりました。
女子のからだ、油断なりません。

まず、女子である以上、生理がくるわけですから、周囲の心の通じる人には、生理のことは打ち明けておいたほうがいいと思います。
夫は男子なので、リアルに理解してくれません。ほとんど病気だということをアピールして、家庭の中でやるべきことは片づけて、あとは拒否して寝てしまうことでしょうか。
いろんな症状で出てくるのも、生理の不思議なところで、知り合いで鼻血が必ず出るという人もいたと聞いたことがあります。これも、話してしておくべきでしょうね。
それから、寝込むほどの状態でしたら、ほかの病気を疑うことも必要です。あまりにＰＭＳ→生理痛がひどくて、寝込むような状態だった人が、実は卵巣嚢腫を抱えていたということがあったので、あまりひどい状態だったら、一度婦人科を受診することを考えたほうがよいでしょう。