PMSでお悩みの方??良薬口に苦し？！身を持って体験した漢方の偉大さ

生理前の１０日間は、朝起きるがとにかく苦痛で、ベットから起き上がるのがやっとでした。泥のようになりながら、洗面所へ向かいます。顔を洗って歯を磨いて、、、といつも通りのことが、身体中だるさを感じ、思考回路が全く働きません。また、座っている事さえも辛く、一秒でも早くどこでもいいから横になりたい気持ちでいっぱいになります。また、このだるさから引き起こされる「食欲不振」「無気力さ」も厄介でした。更にはPMS定番の「イライラ」が加わり、自分じゃないみたいに思える事もありました。それでも症状であって、病気ではないわけですから、会社は休めないし、仕事はしなくてはいけません。今は一人暮らしですが、家族と一緒に住んでいた時は「イライラ」でひどく当たってしまい、本当に申し訳ない気持ちになりました。生理が来れば何事もなかったかの様にケロッとするのも、最大の特徴ですが、自分でその差を客観視できるが故にいつも情けなくなるのです。

とにかく「人と関わらない」につきるのですが、そうもいきません。わたしは、漢方を処方してくれる婦人科へ行き、辛い症状の全てを話しました。それだけでも、ずいぶんスッキリしました。また「あなたのせいではなく、ホルモンのせいなんですよ。大丈夫ですよ。」と声をかけてもらい、すごくホッとした事を覚えています。病院に行くまでは、本当にやる気がないだけで、自分が怠けているのか？感情のコントロールもできないのか？などと責める時もあったからです。結果的に「桂枝茯苓丸」という漢方を飲む事になりました。一ヶ月ずっと、というわけではなく、そろそろ来るなという時から飲み始めて良いと言われ、生理が来るまで服用しました。期間的には１週間から１０日間だけなのですが、この漢方のまずさたるや！苦いという一言では済まない感じで、なんとも表現しがたい新しい出会いでした・・・。そして、約３ヶ月ほど経った時、あれれ？という感じで、まずはだるさの解放を感じたのです。一番辛かっただるさがなくなると、かなり楽になりました。それから約２ヶ月間は漢方を続けましたが、それを最後に、漢方は飲んでいません。時々は今でもイライラする月がありますが、深刻ではありません。もっと早く処方して貰えば良かった、と思うほどです。まず、誰かに話してみることで大きな変化を得ることもあると思える経験でした。