ホルモンによって振り回される乙女心との向き合い方

私の場合、腹痛などはあまり重くなかったのですが、生理前になると自分でも驚くほどイライラしてしまい、その結果周囲の人たちに迷惑をかけてしまっていました。特に、家族に対してはなかなか我慢しようという意識を強く持つことができず、母は私の様子をみただけで「生理前？」とわかるようでした。また、主人と離婚危機にまでなりそうな大喧嘩はほぼ決まって生理の前。「生理前はイライラする」という認識は持っていたものの、不思議なことに自分が思っている以上に、イライラが大きく、喧嘩してしまえばこれでもかというほど悪い方へ悪い方へ言葉を選んでしまい、翌日、翌翌日に生理が始まり、生理二日目あたりからイライラは収まるのでそのころ自己嫌悪に陥るというサイクルでした。

精神的なことなので、なかなか痛み止めの処方などは難しく、また自分自身も精神安定剤などを服用することには抵抗がありました。そのため、「生理前にイライラすることはしょうがない」と開き直ることにしました。幸い、生理周期は安定してたので、しっかりと生理の日をスケジュール張にメモし、「この時期になるときっとイライラするだろう」とあらかじめ意識し、「いまはイライラしてしまうんだ」と自分の心理状況を俯瞰することにしました。また、イライラの火の粉が最もかかってしまう主人にもあらかじめ伝えて、この時期の自分の態度には期待しないでくれと警告しておきました。そうすると、主人の方も「今は文句を言ったら逆効果だ」と意識してもらえるし、私自身も開き直ることで心に余裕もできて、以前よりもおだやかに過ごせるようになったと思います。