「生理は病気じゃないから」なんて放置していたらえらい目にあった話

若いころから生理痛には悩まされてきました。
年齢を重ねるごとにだんだんとひどくなっていきました。とにかくおなかと腰と頭が痛かったです。
今思えば頭が痛かったのはおなかの痛みで寝不足だったからのような気がします。
最終的には起き上がれなくなり、とにかく呻いていないと我慢ができないところまで行きました。
胃腸もおかしくなって胃がぞうきんを絞るように痛むし、体が食べ物を受け付けなくなってきて、
トイレでゴミ箱を抱えて吐きながらおなかも下していました。
PMSもあったと思います。私の場合はイライラが自分に向かっていくタイプだったらしく、
ほぼ抑うつ状態で希死念慮が強くなっていくので困りました。
生理が始まる前は２週間ほどまともじゃなくなってました。

最初は市販の鎮痛剤を飲んでいればよかったのですが、それもそのうち効かなくなってきました。
おなかや腰を温めたり、よもぎ蒸しを試してみたこともありました。気持ちよかったけれど生理痛には関係なかったです(笑)
２０代で市販の鎮痛剤が軒並み効かなくなりました。内科でもらっていた頭痛用の鎮痛剤でしのいでいました。
３０代になるとさすがにこれは何かおかしい、と思い婦人科を受診しました。卵巣嚢腫と言われしばらく通院しましたが、
ある日息が止まるような激痛でのたうちまわりました。すでに立てませんでした。
これはただ事ではないと救急車を呼びました。そのまま即手術でした。実はチョコレート嚢腫だったそうです。
おなかの中にかなり内膜が飛び散っていたと聞きました。術後は生理痛が嘘のようになくなりました。
しかし、その後の治療で生理を止める薬から更年期のような症状が始まり、血圧が跳ね上がってまた救急で運ばれる騒ぎになったり、
自然妊娠はほぼ無理、鎮痛剤が効かないのは今でもそうですし・・・結構な代償を払うことになりました。
症状を和らげることも大事ですが、生理痛があるなら一度婦人科を受診することをお勧めします。
いつか子供がほしいと思っているならなおさらです。放っておくとえらい目にあうこともありますよ、というお話でした。