漢方薬で生理前のイライラと不快感をやわらげる

25歳をこえた頃から、生理前の約1週間にさまざまな症状に悩まされるようになりました。頭がズキズキと痛み、歯が浮くような気持ち悪い感覚が起こることが多くなりました。精神的な面でも、些細なことでイライラしてしまって、急ぐ必要が全くない所でなぜか焦ってしまう、というような状態でした。生理が始まるとそのような症状はびったりと無くなってしまうので、インターネットなどで調べてＰＭＳだと分かりました。しかし、ＰＭＳ対策の情報は「ゆっくり休みましょう」や「規則正しい生活と栄養」といったものばかりで、具体的な解決方法が余りありませんでした。痛み止めの薬を飲むと眠気が出てしまって、仕事の間はボーっとしてしまうので困りました。そして、気持ちのイライラに関しては、どのような薬を飲めば改善されるのか全然分かりませんでした。

あまりに生理前のイライラが酷かったので、思いきって心療内科へ行き安定剤を処方してもらおうと思いました。心療内科の先生に相談すると、漢方薬をすすめられました。私が処方されたのは、加味帰脾湯というものです。生理前の1週間だけ飲むものでした。飲み始めて2ヶ月位の間は、それまでとあまり変わらず頭痛や歯痛が続いたり、イライラを感じたりしていました。当然のことながら、頭痛薬も飲んでいました。しかし、3ヶ月目からは「不快な症状が軽くなっている」と実感できるようになりました。頭痛が減ってくると、気持ちのイラつきも治まるようになりました。憂鬱な気分もなくなってきたので、生理前の不安を感じることなく生活できるようになりとても嬉しいです。