PMSを一人で抱え込まないで！家族と共有すれば笑顔も増える。

私は出産後にPMSの症状がとてもひどくなりました。出産前は生理前にイライラするという感覚が全くと言っていいほど何の影響も受けていませんでした。ところが、出産後には子育てのストレスも重なってか、不安感やうつ症状に加えてイライラが自分でも異常だと感じるほどに症状がひどくなっていきました。一カ月の半分がそのような状態になってしまい、子供が自分の前を通るだけでも「イライラ」。もちろん夫婦関係も悪くなっていきました。加えて足に鉄のおもりがついたかのように、全く体を動かすことができず、生理が近くなると寝込んだまま家事さえもままならない状況でした。耐えかねて病院へ行くと、重度のPMSと診断され、対処療法として安定剤や漢方薬を処方されました。結局安定剤も気休め程度、漢方薬も体質に合わずやめてしまいました。ほかの病院ではピルを勧められましたが、母が脳卒中で亡くなったこともありリスクを考え服用は避けました。ただそれに耐える日々を送っていました。

まず私が行ったことは、一番近い家族である主人に自分の症状とPMSというものを理解してもらえるように話をしました。ちょっとしたことでイライラしてしまうことや、一時的にうつ状態に入ってしまうこと。体が重くだるくなって数日は家事もできないくらい厳しい体調になることなど、できる限り詳しく話をしました。それを聞いた主人は自分なりにネットなどで情報を集め、理解をしようとしてくれました。イライラをため込まないように自分の行動を見直してくれたり、PMSの症状が出てきたら、家事も率先して手伝ってくれるようになりました。私が子供をイライラして叱っているときには私を責めるのではなく、子供たちにやさしくフォローを入れてくれました。市販の薬で多少症状も軽くなりましたが、やはりこういった身近にいる人たちの理解を得たことが一番影響が大きかったと思います。