ただの生理不順だと油断しないで！隠れた病気のサインかも

今月も遅れちゃってるな、と考えることの多い生理不順。生理周期が乱れてしまうと計画を立てるとき、ちょっと困りますよね。生理は通常２５日から３８日の周期があり平均すると２８日でやってきます。
この周期が定まらないと妊娠をするのも困難になりますし、病気が隠れている可能性もあるのです。

生理不順はどのような状態か

生理不順は２４日以内に生理がきてしまったり、逆に３９日以上間隔があいてしまったりします。
女性の体はホルモンの影響を受け、一つの周期の中に、生理期間である月経期、卵胞が成長する卵胞期、排卵される排卵期、受精卵が着床する黄体期があります。
この４つの期間がぐるぐると回っているのですが、生理不順の場合は卵胞期が乱れます。

毎回きちんと生理が来る場合でも、１日から２日ほどはずれが生じますし１回から２回ほどはずれることはよくあります。ですが、３回以上になった場合は疑った方が良いですね。生理周期が定まらないと月経前症候群の症状もひどくなることがあるので注意が必要です。

生理不順は病気が隠れている場合も

生理不順はストレスや環境の変化が主な原因ですが、痩せすぎや太り過ぎ、急激な体重の増減でも起こります。また、病気が隠れている場合もあります。

生理がきちんと来ない時、考えられる病気としては卵巣や子宮の病気です。生理の周期が３９日以上の場合は稀発生理と呼ばれ、多嚢胞性卵巣、甲状腺機能異常や高プロラクチン血症を引き起こしている可能性があります。生理周期が２４日以内ですぐに生理が来てしまう場合は頻発月経と言い、黄体機能不全や甲状腺機能異常が原因となっていることがあります。

頻発月経の場合は排卵されていないこともありますし、不正出血の場合もあります。
不正出血の場合は子宮筋腫や子宮がんの可能性もあります。赤ちゃんができていないのに生理がほとんど来ない場合は続発性無月経と呼び、ホルモンバランスが乱れたり、極端にダイエットをしてしまうとなりやすくなります。卵巣の機能が発達していない場合もあります。

生理不順かも、と気が付いたら

生理がきちんとこない、何だか違う、と気が付いたら早めに産婦人科に行くことが大事です。
生理不順はほっておくと子宮や卵巣が委縮をし始めてしまい不妊症になることもありますし、子宮筋腫を患っている可能性もあります。
子宮内の事は自分ではわかりにくいですが、基礎体温をつけておくとお医者さんに診てもらう時にも参考になります。