下半身切り離したい…慢性的な骨盤の痛みは子宮内膜症のせいかも
2016-05-08(日) 婦人病に関するコラム
生理が始まる前に、いつもズキズキとした骨盤の痛みを感じてしまう、というときには、もしかしたらただ生理が重いだけでなく子宮内膜症になっている可能性があります。
子宮内膜症は、放っておくと進行して、不妊の原因になることもありますから、なるべく早く病院に行って治療してもらうことが必要です。
子宮内膜症とはどのような病気か
では、どのような病気なのかというと、本当であれば子宮の中にだけあるべき子宮内膜組織が、別の部分例えば卵巣などに出来てしまう状態です。
何故、子宮内膜組織が別の部分に出来ると、骨盤の痛みを感じてしまうのかというと、本来生理というのは妊娠をするために増やした子宮内膜が、用をたすことがなかったので、外に捨ててしまおう、という体の働きです。ところが、別の部分にできた子宮内膜組織は、増えることが出来ても体の外に捨てることはできません。そうなると、剥がれ落ちてしまうだけですから、出血したままで血液が溜まってしまいます。
やがては、血液が炎症を起こして、周辺の部位が歪んでくっついてしまうのです。それを癒着と呼びます。
つまりは、子宮内膜症というのは、血液溜まりが引き起こす、いろいろな症状のことを言うのです。
症状が進行すれば、月経時だけでなく、排便や性行為をしている時にも、痛みが出てしまいます。
子宮内膜症になる原因
子宮内膜症になる原因は未だわかっていないのですが、一般的に2つの説が有力です。
ひとつは子宮内膜移植雪と言って、生理の時に排出されるべき子宮内膜が、卵管を逆流して別の場所にたどり着き、そこで増殖してしまうというものです。
もうひとつは体腔上生説です。
腹膜が女性ホルモンなどの働きにより、何故か子宮内膜の組織になってしまったというものです。
子宮内膜症をどうやって治すのか
原因がわからないとはいえ、骨盤の痛みに苦しんでいる人は、なにか治療をする事が必要です。薬を使う場合には、鎮静剤による痛みの軽減や、月経を抑える低用量ピルなどのホルモン療法などが行われます。
ただ、鎮痛剤は骨盤の痛みを和らげる事ができても、根本の病気の治療にはなりませんし、低用量ピルは服用していれば避妊効果が出てしまいます。
他のホルモン剤を使う時も血栓症や更年期用症状などの副作用があるので注意しなければいけません。
進行した子宮内膜症に対しては、腹腔鏡下手術にて、問題の部分を取り除き、血液溜まりによる癒着を解消します。この治療も子宮周辺に傷をつけることになるので、相応のリスクは覚悟しなければいけません。
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