エストロゲンについて【生理周期と分泌量の関係、その働きとは?】
2016-08-10(水) 女性ホルモンに関するコラム
女性の体にとって重要な働きをしている女性ホルモン。その中のひとつがエストロゲンで、心身ともに重要な働きをしています。
エストロゲンの働きと分泌量についてご紹介します。
エストロゲンとは
卵胞ホルモンとも呼ばれるエストロゲンとは女性ホルモンの一つで、女性の身体のリズムに大きな影響を与えるものです。
脳の視床下部から脳の下垂体を刺激するホルモン分泌がなされると、下垂体がそれに反応し性腺刺激ホルモンを分泌します。
そしてそれに卵巣が反応して、卵巣の中で眠っている卵胞のうち10-20個の成長を促します。この卵胞の成長促進をするために卵巣から分泌されるのがエストロゲンです。
生理期間のエストロゲンの働きとは
種族保存の本能により、女性の身体は妊娠準備のため周期的(おおよそ28-30日毎)に変化します。その周期が月経周期です。
女性ホルモンの働きによって卵巣では卵胞が発育、そして成熟して排卵に至ります。その間、子宮内膜も妊娠に備えて分厚くなり、受精卵が着床しやすいベッドのように変化します。
毎周期、常に新鮮なベッドを受精卵のために用意しておかなければならないので、受精卵と出会えなかった子宮内膜は剥がれ落ち、その時出た出血と共に体外へ排出されるのです。次の受精卵を迎えるための、周期毎にリセットする行為が生理なのです。
エストロゲンの作用は、女性らしい丸みのある身体を作る、卵胞成熟促進、子宮内膜を厚くする、精子の子宮進入を助けるため頸管粘液分泌促進、自律神経を整える、基礎体温を下げるなどがあります。
エストロゲンの分泌量は1周期内で一定のリズムを刻みつつ増減しています。
受精卵が着床(妊娠)しやすくするために生理終了の頃からその分泌量を増やし、排卵直前にピークとなります。この頃は周期内でも一番心身が安定していて体調が良いと感じる時期です。
排卵完了と共に減少していき、黄体期終了間際(生理直前)にその量はガクッと減少します。
生理が始まる頃よりまた少しずつその量は増え続け、排卵直前にピークを迎えるというサイクルを更年期まで繰り返していきます。
女性らしさに繋がるエストロゲン
以上のように、エストロゲンは女性機能と健康に心身共に大きく関わっていて、とても重要な働きをしているホルモンです。
これが分泌異常となると生理不順・排卵障害などを引き起こし不妊に繋がることもあります。更年期以降はその分泌量が減少していき、骨粗鬆症・動脈硬化などの病気にかかりやすくなってきます。
基礎代謝の高い20-30代は、不規則な生活をしてその分泌に多少影響が出ても体力回復能力がありますが、そのまま続行するとのちの中年期以降の心身トラブル誘発に繋がってしまいます。
今後を考えて、生活習慣の改善・心身の安定のためのセルフケアを意識して生活しましょう。
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