生理不順でも妊娠できる！【まずは原因を突き止めることから！】

生理不順の女性の中には、「妊娠したいけど、できるのかな」という不安を抱えた人も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げれば、多くの場合は「妊娠できます」。ただしそのためには、ご自身の生理不順の原因をきちんと突きとめる必要があるでしょう。

生理不順の人は妊娠しにくい？

生理不順にお悩みの方が「妊娠したい」と思ったら、できるだけ早いうちに病院の婦人科を受診することをおすすめします。

「他に症状があるというわけでもないのに、病院に行くのまではちょっと……」とためらう気持ちがあるかもしれません。が、たとえ結果的に積極的な治療へと進まなくても、生理不順の原因を調べて「このままでも妊娠できるかどうか。可能性はどのくらいあるのか」を専門家として判断してもらうことが、妊娠したいという望みを叶えるためには一番の近道であることは、まず間違いないでしょう。

排卵のチャンスが無いと妊娠出来ない

もちろん治療して生理のリズムを整えたほうがより妊娠しやすいのは、言うまでもありません。そもそも毎回の生理が遅れがちという時点で、周期が整っている方に比べると排卵回数が少ない分だけ妊娠のチャンスも減っているわけです。

血液検査等でホルモンバランスの乱れが見つかった場合、それを補う薬を服用することで生理不順が意外と簡単に解消するかもしれません。また軽い排卵誘発剤の飲み薬は、生理の周期を整えるためにも利用されることがあります。

「誘発剤＝多胎妊娠」などと不安に思ってしまったり、「そもそも不妊治療をしたいわけじゃない」と抵抗を感じる方もいるでしょうが、医師と相談してきちんと観察しながら服用する限り、飲み薬では多胎妊娠の可能性はさほど高くありません。

それに、あくまで「周期を整えて妊娠しやすくするため」に服用する薬ですから、そのままなし崩しに高レベルの不妊治療へ進むことを望まなければ、それもまた事前に医師、さらにはご自分のパートナーとよく相談しておきましょう。

病院に行く前に自分で出来る事とは

どうしても「病院に行くのはハードルが高い」という方は、まず市販のサプリメントやハーブティー等を試してみるのもいいかもしれません。
たとえばチェストツリーなどは、一般に女性の周期を整える作用があるといわれています。ただし服用はあくまで自己責任になりますし、生理不順の原因によってはかえって症状を悪化させるおそれもあります。

やはり、「妊娠したい」という目標がはっきりある時点で、一度は勇気を出して婦人科の門をくぐり、きちんとした検査を受けるのがベストでしょう。