生理が遅れてる…3日遅れで妊娠の可能性は？妊娠検査薬の仕組みとは？

生理が遅れていると不安になりますが、生理予定日から数日くらいだと妊娠しているのはどうかもまだはっきりしないことが多いとされています。
正常な生理周期であっても生理が3日遅れてることはありますので、判断しづらいこともあるかと思います。

では、妊娠検査薬で妊娠かどうか判断している基準は何なのでしょうか。

妊娠検査薬の仕組みって？

あまり聞きなれない名前かもしれませんが、女性は妊娠すると尿の中にヒト絨毛性性腺刺激ホルモンというホルモンが分泌されるようになり、妊娠が進むにつれてそのホルモンは徐々に増えていきます。

ドラッグストアなど販売されている市販の妊娠検査薬は、このヒト絨毛性性腺刺激ホルモンが検出されているかどうかで妊娠しているかどうかを判断しているのです。
使用したことがある人はわかると思いますが、検査は非常に簡単で検査器具に自分の尿をかけて数十秒から数分待つと結果が出てきます。

妊娠検査薬で陰性だったら妊娠していない？

妊娠するとどんどん増加していくヒト絨毛性性腺刺激ホルモンですが、陽性反応が出れば妊娠していることが明らかといっていいでしょう。
しかし、場合によって妊娠していても結果が陰性になることがあります。

実は、ほとんどの妊娠検査薬が尿の中のホルモンの数値が50mIU/mL以上でなければ陽性反応が出ないようになっています。
そのため、仮に妊娠していたとしても50mIU/mL以上の数値が尿の中で確認できなければ陰性反応が出る可能性も高くなります。

妊娠していないからホルモンの数値が基準に達していないのか、妊娠しているけど日が浅いからまだそれほどホルモン分泌が十分に行われていないせいで陰性なのか、というのははっきりとはわからないのです。

生理が3日遅れてる場合、妊娠している可能性はどれくらい？

基準値までホルモンの分泌量が増加するには、排卵後14日頃、あるいは受精卵が着床後約5日程度で50mIU/mL以上に達しますが、早く検査をしすぎてしまうと分泌量が十分ではなく陰性になってしまう可能性があります。

もし性行為を行っていて、その後生理が3日遅れてる状態で検査し陰性でも、身に覚えがあるとしたら妊娠している確率は高い可能性があります。
妊娠しているのかどうか不安な場合には、産婦人科で検査を受けるのが良いかもしれません。

また最近では、ストレスや過度なダイエットによる栄養不足などによってホルモンバランスが乱れて、生理周期が正常なサイクルで行われないこともあります。
ホルモンバランスの乱れによって生理が3日遅れてるくらいは十分に考えられますが、心配な場合はやはり医療機関に足を運ぶのが良いといえます。