妊娠以外で生理がこないときに考えられる原因は

毎月煩わしいと感じていても、いざきちんと生理が来ないと不安になるものですよね。
妊娠の心当たりもないのに1週間以上来ない場合は、どんな理由が考えられるのでしょうか。

過度なダイエットは危険です！

若い女性の生理来ない原因で多いものは過度なダイエットです。
人は1ヶ月に体重の5%以上痩せてしまうと脳が生存の危機を感じると言います。

肝臓に脂肪を溜めこみ始めたり、体の中は様々な防御態勢を取るようになります。
勿論栄養は不足しているので、女性ホルモンのバランスも保てなくなり排卵を起こす事が出来なくなるのです。

そうなると当然生理来ない状態になります。若い時のダイエットが原因で将来子供を産めなくなってしまう恐れもあるので、体に無理のかかるダイエットは絶対にやめましょう。

逆に太り過ぎても皮下脂肪から女性ホルモンが過剰分泌し、卵巣機能が上手く作用せず生理周期が延びてしまうことも。

肥満は不妊の原因でもあります。適正な体重を保つよう努力しましょう。

ストレスも生理不順の原因に？

多忙な仕事や人間関係で悩む女性も多いですよね。
そういった身体的・精神的な日々のストレスも生理来ない原因となるのです。

女性ホルモンは脳の視床下部に分泌するよう指令が出されるのですが、ストレスによってこの機能が低下してしまうとホルモン不足になってしまいます。その結果ホルモンのバランスが乱れ、卵胞もうまく成長せず生理不順となってしまうのです。

ストレスを軽減させるのは難しいかもしれませんが、健康あってこその人生。
生きづらい世の中ですが自分は自分です。時には何とかなる！と開き直り、出来ない事は出来ない！と割り切るようにしましょう。

完璧になる必要はありません。リラックスして、あなたらしく過ごしましょう。

もしかしたら婦人科系の病気の可能性も？

生理来ない状態が続き、ダイエットやストレスとも無縁の場合は、病気の可能性も疑ってみましょう。

3カ月以上生理が来ない場合は無月経と診断され、排卵が起こっていない可能性が高まります。
無月経で一番多いのは、多嚢胞性卵巣症候群という病気です。
ホルモンバランスの乱れで排卵しにくくなり、その結果男性ホルモンを多く分泌してしまうもので、ニキビや毛深くなるといった症状が出てしまう事もあります。

完全な原因は解明されていませんが、肥満や糖分とも因果関係があるものです。
この他にも、20～30代の若い内に閉経してしまう早発閉経や甲状腺の異常、糖尿病なども考えられます。

無月経の自覚がある場合は症状の有無に関係なく、婦人科を受診するようにしましょう。