喫煙とPMSの関係とは？【タバコとピルの併用では恐い副作用が！】

女性にとっては毎月つらいPMSは、女性ホルモンであるプロゲステロンの増加によって起こるとされていますが人によって症状の出方や重さは様々です。
しかし、もともとPMSが重いのではなく日頃の生活習慣によって悪化していることも考えられますので、そのことについて考えてみましょう。

PMSがひどいのはなぜ？

PMSは、人によって症状や程度も異なり、全く気にならないという人もいればあまりにひどいので朝はなかなか起きられないという人まで様々です。
もちろん、もともとイライラしたり体に不調が出やすいという体質の人もいるかもしれませんが、実はPMSがひどい人の場合、喫煙習慣があることが多いのです。

タバコのニコチンには、血流を悪くさせる作用があるため、PMSの症状が出ているときに吸うことでさらに悪化することが考えられます。

その他、ビタミンCを破壊したり髪の毛に十分な栄養素が回らなくなることで肌荒れや抜け毛などの症状もひどくなることがあるため、できれば症状が出ている時期には喫煙を控えるのが望ましいといえます。

タバコの喫煙をすることでイライラが助長している？

喫煙習慣がある人にとって「リラックスするために吸っている」という人も少なくないと思われます。確かに、PMSでイライラしている分を喫煙することで改善しているとも考えられなくはありません。

けれども、実は喫煙することによってさらにイライラがひどくなるということはご存知でしょうか。
喫煙することで一瞬はイライラが改善されたように感じますが、また体内のニコチンが欠乏することでさらにイライラが増すので喫煙でイライラを改善することは根本的な解決になっていないのです。

危険！タバコとピルの併用で起こる怖い副作用とは？

PMSがひどい場合には、ピルの服用することで改善できることもありますが、喫煙者はピルの服用が禁じられています。
ピルには血栓症になる副作用があり、喫煙習慣のない人であれば問題ないのですが、ニコチンが血行不良にさせることで、喫煙者は非喫煙者と比較して3～5倍も血栓症になるリスクが高まるため、改善するためにピルを服用するにはまず禁煙をしなければいけないのです。

喫煙は、確かにリラックス効果を生むこともありますが、女性にとってはしわやシミがひどくなるなどの肌トラブルを抱えたり、女性ホルモンの分泌が低下することで生理周期が乱れるなどの良いことがありません。

いきなり禁煙するのはハードルが高いと思われますので、体と心の健康のためにも本数を少なくすることから始めてみてはいかがでしょうか。