低容量ピル、マーベロンの特徴・効果・注意点
2016-03-22(火) ピルの基礎知識・種類など
マーベロンは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲスチン(黄体ホルモン)の合成物が含まれた低用量ピルです。
高い避妊効果の他にもさまざまな副効能のあるマーベロンについて、詳しくご紹介します。効果と注意点を理解して、賢く利用してください。
「マーベロンの特徴」
低用量ピルに含まれるエストロゲンの合成物はエチニルエストラジオールですが、プロゲスチンの合成物は4種類あり、その種類によって、ピルは第一世代、第二世代、第三世代に分類されます。
また、錠剤ごとにホルモンの配合量の変化しないものを1相性、2段階、3段階に変化するものをそれぞれ2相性、3相性と呼びます。
マーベロンは第三世代の1相性ピルです。第三世代のピルに含まれるのはDSGという黄体ホルモン剤で、アンドロゲン作用が少ないのが特徴です。黄体ホルモン剤には、にきび、多毛症、肥満などのアンドロゲン作用を引き起こすことがありますが、DSGはこれを抑えます。
また、吐き気・頭痛などの副作用の原因である卵胞ホルモンの含有量も少なく、他のピルで吐き気や頭痛がある人にもおすすめです。
「マーベロンの効果」
低用量ピルは、正しく服用することで、確実な避妊効果を得ることができます。また、生理不順を解消し、生理痛や月経過多を改善します。排卵を抑制するので、排卵痛がある場合には解消されます。
その他、にきびの治療にも効果的で、子宮内膜症の予防や治療、月経困難症の改善、月経過多による貧血の改善などの副効能もあります。卵巣がん、子宮体がん、大腸がんの発症リスクを抑えるという報告もあります。
「マーベロン使用上の注意点」
服用は、月経初日から飲み始めて毎日1錠を一定の時刻に服用します。
21錠タイプでは、21日間飲み続けたら7日間薬を休み、8日目に次のシートに移ります。28錠タイプは7錠のプラセボ錠が含まれますので、1シートを飲み終えたら、休まずに次のシートに移ります。
服用間隔が36時間以上になると、避妊効果が低下するので、別の避妊手段との併用が必要です。48時間以上になると、避妊効果がなくなりますので、いったん服用を中止し、生理が始まったら新しいシートの1錠目から飲み始めます。
医師に処方してもらう薬の中には、マーベロンと併用すると薬物相互作用が起こるケースもあるため、処方してもらう際には、医師に相談して指示に従ってください。
血栓症の発生頻度は低いのですが、手足のしびれや痛み、胸の痛み、息切れなどの症状が現れた場合には、マーベロンの服用を中止して医療機関を受診してください。
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