どういう症状の人がピルを処方してもらえるの？

最近は、男性と女性が性交渉をして妊娠をしてしまうのを避ける避妊方法として、経口避妊薬であるピルの服用をする人が増えています。
これは正しい服用をすることで、成功率が極めて高い避妊法でもあるのです。ここ20年ほどで、日本においても浸透してきました。

避妊方法としてメジャーになってきたのですが、それ以外の効果も期待できるので、そういったことを知っておくといいでしょう。

ピルとは

まずは基本的な知識ですが、ピルというのはホルモン剤の入った錠剤を毎日服用することで、女性の生理周期をととのえることができるものです。

低用量のものを使って行くのですが、それによってホルモンバランスが安定することになります。一か月の周期を28日に安定させる仕組みになっていて、排卵を抑制する働きがあるのです。
ですから、男性の精子が女性の体内に入ったとしても受精卵ができることがないので、妊娠をすることがないのです。

また中用量のピルというのもあります。これは緊急用の避妊薬であって、ホルモン剤が多めに入っているのです。
これはその名の通り、性交渉の後にもしも妊娠してしまっているかもしれないという時に服用すると、できた受精卵を子宮内に着床させないように働くので、妊娠を避けることができるのです。これは72時間以内に服用することが条件になるので、早ければ早い方が効果的でもあるのです。望まない妊娠を避けるためには最適なのです。

ピルを購入したいのなら

低用量にしても中用量にしても、ピルを手に入れたいと思ったら、まずは産婦人科などの医療機関にかかるようにしましょう。専門医に診てもらって薬を処方してもらうことができるのです。

また、最近は海外からの個人輸入をすることもできるのですが、持病があったりして薬の飲み合わせを考える必要がある人では医療機関をまず受診したほうがいいでしょう。

処方してもらえる人とは

ピルを服用してもらえる症状の人というのは低用量では避妊をしたいと考えている人や生理痛や排卵痛が酷い人、生理周期が安定していない不順の人などになります。避妊のためだけではないのです。

また、中用量では事情があって妊娠をしてしまったかもしれないという場合、特に望まない性交渉を強いられたり、避妊に失敗してしまったり、妊娠をしたら困るという人に対して処方してもらうことができるのです。

ですから、医師が診察をして必要だと思われる人に出される薬なのです。