メディカルハーブとPMSに悩む女性その2
2015-08-16(日) PMS「基本のき」
今までなぜに多くの女性たちがPMSの存在をしらなかったのか、西洋医学と代替治療の歴史を少しふまえながら考えていきます。
PMSの存在が知られるまでの医学と女性たち
PMSの理解やケアがなぜこんなに遅くなったのでしょうか。
なぜ私たちより上の世代の母親はPMSを教えてくれなかったのでしょうか。
それは生理を穢れとして扱い、異常がなければ問題はなく病気ではないという西洋・近代医学一辺倒の考えかたが影響しています。
母親世代はPMSという言葉の存在はなくても、女の子だけの授業や女性だけの間では身体的・精神的苦痛を話し合ってはいました。しかし「女は黙って辛抱する」ということを守ってもいたのです。
近年でも同性の医師にかかり検査を一通り受け「異常なし」の一言で片づけられるケースもまだあります。
西洋・近代医学は20世紀に抗生物質が登場すると医薬品・手術・放射線の3つを武器に一気に世界へ広まります。
1950年頃から心の病や生活習慣病などの慢性病が急増の一途をたどります。
1970年頃、医薬品の副作用や薬害などが社会問題化すると西洋・近代医学は大きな壁につきあたります。
これを機に代替治療が見直されるようになりました。
それは患者一人ひとりの心の問題や体質、栄養(食生活)、運動、栄養といったライフスタイルなどトータルケアを実践していく代替治療の良さが再評価されます。
さらに近年では、西洋・近代医学と代替治療のいずれも視野に入れ患者中心の医療を実現していこうという「統合医療」の考え方やとりくみがスタートしました。時をおなじくして「PMSの存在」がやっとクローズアップされてきます。
恒常性の維持とメディカルハーブ
PMSの症状が悪化するとき体内での恒常性のネットワークがうまく連携していないと考えられます。
外部環境(気温など)がさまざまでも体温などの内部環境はおなじ状態に保つように制御されています。これを「恒常性の維持」といい、神経系・内分泌・免疫系の3つの組織が厳密な連絡を保ちネットワークをつくっています。
恒常性の維持のために役に立つハーブを下にあげます。
自律神経系には、鎮静・鎮痙作用のあるアピゲニンの成分のある「ジャーマンカモミール」
内分泌系には、ホルモン分泌作用のあるスクラレオールの成分のある「クラリセージ」
免疫系には、免疫賦活作用のある多糖類の成分がある「エキナセア」などメディカルハーブを用いることができます。
ハーブでPMSに一息つけよう
- イブニングプリムローズ(月見草油)というハーブがあります。月経痛、PMSに適応しています。
このハーブの使用する部位は種子の油なのです。そのためn-6系多価不飽和脂肪酸のγ―リノレン酸とよばれる珍しい成分が入っています。
この成分は体内で代謝をうけて月経痛やPMSを和らげます。種子油をしようするためカプセル剤で用いられることが多いです。
- クランベリーは古くから膀胱炎や尿道感染など泌尿器系の感染症に用いられてきました。
この作用のメカニズムは、クランベリージュースを飲むことにより尿が酸性化するため大腸菌が減ることと菌が粘膜への粘着を防ぐことによるものと考えられています。あと尿臭の軽減の目的などにも活用されています。
クランベリーは主にジュースとして用いられて、米国などでは砂糖が多量に添加されています。メディカルハーブとしてはクランベリーを粉末剤やカプセル剤で使用します。クランベリーのパウダーはヨーグルトにまぜて食べるとおいしいです。
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