生理前の腹痛は何故おこる?子宮の仕組み
2016-03-04(金) PMS「基本のき」
生理前になるとお腹が痛くなるという、女性も少なくありません。
下腹部がズーンと重くなる、チクチク痛む、お腹が張って痛む、ズキズキと痛むなど痛みの種類は様々です。
また、このような腹痛に加え下痢や便秘を起こしてしまうケースもあります。
生理は毎月やってくる体の現象ですので、このような症状が続くと生活の質も低下してしまいます。
ここでは、なぜ生理前に腹痛が起こりやすいのか、そして対処法を紹介したいと思います。
プロスタグランジンと子宮の関係性
生理前、お腹が痛くなりやすいのは「プロスタグランジン」という物質と「子宮」が、大きく関わっています。
プロスタグランジンは子宮を収縮させ、経血を外へと排出する物質です。
女性は卵巣から卵胞ホルモンと、黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンが分泌されます。
卵胞ホルモンの分泌がピークに達すると排卵を起こし、その後に黄体ホルモンの量が上がるのです。
黄体ホルモンは子宮内膜を厚くするなど、妊娠しやすい体作りを行うホルモンです。
妊娠しなければ子宮内膜は、不要となり経血として剥がれ落ちるようになっています。
この時、働くのがプロスタグランジンです。
子宮内膜は自然と剥がれ落ちるのではなく、子宮を収縮させる事で外へと押し出します。
プロスタグランジンは子宮周辺の筋肉を、収縮さる事によって子宮内膜を排出しているのです。
生理には欠かせないプロスタグランジンですが、量が多すぎてしまうと子宮だけでなく、胃や腸、その周辺の筋肉にも作用し痛みを引き起こす原因となります。
冷え性の女性は注意
プロスタグランジンは体が冷えていると、増えやすい物質です。
血行不良に陥っていると、子宮の動きが鈍くなってしまいます。
ですので体はより子宮の収縮をしやすくなるよう、プロスタグランジンの量を増やすのです。
血液の流れが悪いと胃腸の働きも悪くなり、生理前に腹痛を感じやすくなる為、注意しましょう。
生理前の腹痛を予防する方法
腹痛を引き起こすプロスタグランジンの、過剰な生成を予防する為には、まず子宮周辺の血行を改善する必要があります。
腹巻やカイロなどで外から温めるだけでなく、体を温める栄養素も意識して補いましょう。
ビタミンEは血液の流れを促進する栄養素ですので、毎日の食事に取り入れる事がおすすめです。
かぼちゃやアーモンドなどに多く含まれます。
また、生理前には甘いお菓子が食べたくなりますが、精製された白砂糖には体を冷やす作用があります。
甘いものが食べたくなったら、黒砂糖やはちみつといった体を冷やしにくいものを選びましょう。
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