生理が遅れている？！遅れる原因を知りきちんとした対策を！

生理の遅れで心配になったことはありませんか。生理周期が整うのは初潮から2,3年経過後と言われていますが、それでも生理不順の人は珍しくないので遅れてもそんなに気にしていない人もいるかもしれません。
生理の遅れの原因はさまざま考えられ、妊娠、心身ストレス、薬の副作用、病気などがあります。この中で妊娠は自分で原因が分かっていますが、それ以外の原因については自分では気が付かないことが多々あるでしょう。

例えばてっきり妊娠だと思っていたところに生理がやってきた、ということもあるかもしれません。
どのくらい遅れるかという期間にも関係しますが、女性の身体のサイクルの一部である生理の遅れは、身体が何かを訴えているというサインなのです。

妊娠の可能性

生理周期が安定している人で一般的に10日ほどの生理の遅れ、生理不順の人で最終月経から約4週間の遅れ、もしくは生理予定日から2週間以上経過しても生理がやってこないのであれば、妊娠している可能性は高くなります。

市販の妊娠検査薬は、生理の遅れ1週間ほどで陽性であればはっきりと出ますので、覚えがあって不安な人は検査をしてみましょう。
最近の市販の妊娠検査薬は精度が高く、それで陽性が出た場合はほぼ妊娠しているということで間違いありませんが、まれに妊娠していないのに陽性と出たり、子宮外妊娠など急を要することもありますので、陽性が出たらすぐに産婦人科を受診しましょう。

ストレスによる可能性

妊娠検査薬が陰性なのにまだ生理が来ない場合、考えられる原因の一つとしてストレスがあります。

女性の身体のサイクルは、エストロゲン（卵胞ホルモン）とプロゲステロン（黄体ホルモン）という二大女性ホルモンの分泌量によってコントロールされています。
このホルモンバランスの崩れが発生すると排卵が遅れ、結果として生理の遅れとなるのです。

このホルモンバランスの崩れは、主としてストレスが原因となっていることが多いです。
過度なダイエットなどの身体的なものから失恋や仕事のストレスなど心的なものまで、自分ではストレスと意識せずとも繊細なホルモンバランスにはきっちり反映され、生理痛もひどくなってしまうのです。このような場合、1,2週間後に生理がやってくることもありますので、その期間は様子を見ましょう。

病気が隠れていることも

1ヶ月以上生理が来ない場合は排卵がうまくいっていないこともあります。3ヶ月以上となると無月経と診断されます。
女性ホルモンが足りていない事実は女性の身体に大きなダメージを与えてしまいます。

無月経となる原因の病気で多のう胞性卵巣症候群があります。卵巣の中で卵胞が多く出来て卵巣が腫れ、排卵困難となってしまうものです。
早発卵巣不全や甲状腺異常などが隠れていることもあります。女性特有のガン・筋腫・内膜症・ポリープなどは、無月経がもたらすこともありますので、早急に受診しましょう。