長引く出血は子宮外妊娠かもしれません
2016-05-01(日) 女子の生理事情
生理予定日や生理の前後にダラダラと長引いたり、おりものがピンク色になったりすることがありますね。
こういった時は生理が来たかな、と感じますが、妊娠を予定している人はそれが生理なのか、不正に出血をしたのか、もしくは着床時の出血なのか悩むことがありますね。
ですが、不正出血には子宮外妊娠の場合も考えられるのです。
子宮外妊娠って?
受精が行われるとその受精卵は卵管を通って子宮内膜に着床し、育っていきますね。うまく着床すると良いのですが、この時卵管に着床してしまうことがあります。これを子宮外妊娠と呼びます。卵管の他には卵巣や子宮頸管腹腔に着床してしまうこともあります。
子宮外に着床してしまっても検査薬を使うと反応が出ますし、産院でも尿検査や血液検査をすると反応が出ますが、超音波検査をすると赤ちゃんの入っている袋である胎嚢がみつかりません。
受精卵は卵管では育つことができず、妊娠8週目ぐらいには流産したり、受精卵が大きくなったことで卵管破裂を起こしたりしてしまいます。初期の場合は妊娠した時の出血に似ているため油断をしてしまう事が多いです。ですが、軽い下腹部痛から激しい痛みへと変化していき、卵管が破裂してしまう場合もあります。卵管が破裂してしまうと、ショック状態になってしまうので生命にも危険が及びます。検査薬で反応が出たら、早めに産婦人科を受診し、胎嚢が確認されるまでは注意していることが大切ですね。
主な原因は?
子宮外妊娠の場合、原因は様々です。ですが、多くは卵管異常が考えられます。
卵管異常は中絶や虫垂炎などの腹部の手術の影響やクラミジアや淋病などの性感染症により起こります。
クラミジアや淋病など性感染症にかかった場合は繊毛運動が弱まってしまうので受精卵が運ばれにくくなり、途中で着床してしまいます。中絶や腹部の手術の場合は癒着を起こしてしまうことがあり、受精卵をうまく運ぶことができません。
この他には遺伝的要素があります。もともと卵管に受精卵が付きやすい人、卵管機能に遺伝的に障害のある人はなりやすいです。一般的に初産婦より経産婦の方がなりやすい傾向にあります。
子宮外妊娠の治療法は
手術や薬物によって除去を行います。卵管に着床してしまった場合は手術が多く、着床部位の卵管そのものを切除する根治手術、卵管を切開して胎嚢のみを取り除く保存手術があります。
根治手術の場合は着床してしまった方からは排卵ができませんし、保存手術の場合は再び起こる可能性があります。
早期発見が大事ですので、おかしいと感じたり、思い当たることがある場合は早めに受診するようにしましょう。
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