生理痛の痛みは食べ物で変わるの？軽減・悪化させる食べ物とは

多くの女性が悩む生理痛は、個人差があり、症状の出方も人それぞれです。
下腹部痛や頭痛を引き起こす身体的な痛みやイライラする、やる気になれないといった精神的なもの、倦怠感や全身のだるさなどがあります。月に１回のことだから、と我慢してしまうこともあり、生理になるたびに憂鬱になることもあります。

生理痛は主に鎮痛剤を飲んだり、下腹部を温めたりすることによって痛みを和らげますが、食べ物にもその効果があります。

痛みを軽減する食材

まず、軽減される食べ物としてあげられるのはアーモンドなどナッツ類です。アーモンドにはビタミンEとミネラル、マグネシウムが豊富に含まれています。ビタミンEとミネラルはホルモンの分泌を正常にし血行も良くしてくれますし、マグネシウムには子宮の収縮を和らげる効果があります。

次にあげられるのは大豆類です。大豆には大豆イソフラボンが含まれていますが、このイソフラボンは女性ホルモンと似た働きがあり、生理痛を和らげてくれます。豆乳だけでなく、納豆や豆腐にも豊富に含まれているので食事に上手に取り入れると良いでしょう。
ただし、大豆イソフラボンは取りすぎると生理痛が悪化することもあるので、１日７０mgを上限とします。

軽減される食べ物としては青魚も挙げられます。青魚にはDHAやEPAが含まれており、血液をきれいな状態にするほか、子宮の収縮をおさえてくれる働きがあります。この他にも体を温める効果のある生姜や根菜類、ワカメなどの海藻類、鶏肉、レバーを食べても生理痛が和らぎます。

生理中は避けた方が良い食事

一方悪化させる食べ物としてはコーヒーや紅茶、緑茶などカフェインが含まれた飲み物、チョコレートや白砂糖を使ったお菓子があります。どの食品も血管が収縮するので身体が冷えてしまいます。冷えは生理痛をさらに悪化させるので、黒糖などに変えると良いでしょう。
野菜類もトマトやきゅうりといった夏野菜は体を冷やす効果があるので、生理期間中は特に食べないように気を付けます。

この他にはインスタント食品があります。インスタント食品は食品添加物が含まれており食べすぎると鉄やカルシウムの吸収を妨げてしまい、貧血を起こしやすくしてしまいます。

効果的な摂取法

生理痛に良いとされる食べ物は生理予定日の２週間前、排卵日が過ぎた頃から食べると効果があります。

生理前はホルモンバランスが崩れやすく甘いものが食べたくなりますが、この時期に食べすぎてしまうと体が冷えてしまい、生理痛がひどくなることもあります。黒糖やてんさいを使用したお菓子を食べると良いでしょう。