生理前のイライラはホルモンのせいだった

生理前になると家族や恋人、友人とちょっとした事で喧嘩してしまう・・という女性も多いのではないでしょうか。

我慢しようとしても我慢できないイライラ感がある場合、ＰＭＳになっているかもしれません。
ＰＭＳは月経前症候群とも言われており、排卵から生理が始まる約２週間の間に、様々な不調を感じる症状の事を言います。

特にイライラしたり無性に不安を感じる、またやる気が出ないなど精神的な症状を強く感じる方が多いようです。

ここでは生理前にイライラしてしまう原因や、対処法について紹介します。

イライラはホルモンが原因だった？

生理は女性ホルモンの分泌量が、変化する事によって起こります。
女性の卵巣からは卵胞ホルモン・黄体ホルモンという２種類の女性ホルモンが分泌しており、これら２つの女性ホルモン量が変化する事によって生理となるのです。

卵胞ホルモンの分泌がピークになると排卵を起こし、今度は黄体ホルモン量が増加します。
この時、体内の女性ホルモンバランスが大きく変わる事によって、生理前にイライラしやすくなると言われています。

黄体ホルモン量が増加すると、脳内物質などに作用し精神的・身体的に不調を感じやすくなると言われています。

また別名「幸せホルモン」と言われるセロトニンの量が、生理前になると減ってしまう事から、憂鬱な気分になったりイライラや不安が募るなどの症状が強く出やすくなるようです。

生理前にイライラしやすい人とは？

生理の前にイライラしやすくなるなど、精神的な不調を感じやすい人の特徴として、貴重面だったり普段から強いストレスを感じているというケースが挙げられます。

また、自分の感情を押し殺してしまうなど、我慢しやすい傾向にある人も危険です。

この他にタバコを多く吸う・アルコールやカフェインの摂取量が多いという人も気を付けましょう。

イライラ感を緩和するには？

イライラ感を少しでも緩和したいという場合、アロマテラピーでのケアがおすすめです。
アロマオイルは香りでリラックス作用がある為、イライラ感を少なくしてくれます。
特におすすめなのが、クラリセージ、ネロリ、イランイラン、ラベンダーといったアロマオイルです。

我慢できない程、強いイライラ感を生理前になるといつも感じるという場合は、治療を受けてみましょう。
婦人科などでは低用量ピルで治療を行っています。

ピルによって体内の女性ホルモン量を一定にし、ホルモンバランスが変化する事によって感じるイライラ感を、予防する事が可能です。
ピルの服用に抵抗があるという場合は、漢方薬での治療も良いでしょう。