月経過多は体からのSOSかも!月経過多が起こる病気とは?
2016-04-11(月) 婦人病に関するコラム
月経過多とは、生理時の出血の量が異常に多い症状のことです。
普通の月経の出血量だと、1枚のナプキンで3時間前後はもつ程度の量ですが、これ以上の出血量があり、例えば、昼でも夜用のナプキンでないと間に合わない場合や、夜も途中で起きてナプキンを交換しなければならない場合など、日常生活に支障が出るほどですと、月経過多であると言えます。
そんな月経過多は、重大な病気のサインである場合があります。
月経過多の原因
月経過多の原因は大きくわけて、機能性過多月経と器質性過多月経に分けることができます。
機能性過多月経の場合は、臓器に異常があるのではなく、ホルモンバランスが崩れていることが原因で起こります。
具体的には、排卵後の黄体ホルモンが異常分泌することにより、子宮内膜が厚くなりすぎ、生理時の出血量が増えてしまった状態です。
こちらの場合は、臓器に異常がないので、しっかりとホルモンバランスを整えるように意識すると治って行く場合が多いです。
しかし、器質性過多月経の場合は、主に子宮の病気が原因で、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮体癌などが挙げられます。
子宮筋腫・子宮内膜症
特に、この中で最も多いのが子宮筋腫です。
子宮筋腫は、女性ホルモン(エストロゲン)のはたらきによって発育する良性腫瘍で、婦人科の腫瘍のなかでは最も多い病気とされています。
筋腫のために子宮内膜への血流が不十分になることがあるため、場所や大きさによっては、不妊症や流・早産などの原因にもなります。
子宮内膜症は、子宮内膜、もしくは、似た組織が子宮以外の部位に発生して、増殖する病気です。卵巣内で増殖すると、毎月、卵巣内にチョコレート状の古い血液がたまってしまう、チョコレート嚢胞(のうほう)を形成します。
症状としては、月経時に、子宮内膜と同じようにはがれて出血するため、ひどい生理痛や骨盤痛を伴う場合があり、不妊などの原因にもなります。
子宮体癌に注意
さらに、注意したいのが子宮体癌です。
子宮の太くなった部分、子宮体部の粘膜から発生するがんのことで、放っておくと、子宮頸部や卵巣、骨盤内や大動脈周囲のリンパ節に転移したりすることもあります。
さらに進行すると、腸や肺といった身体の様々な場所に転移してしまいます。
月経過多は、身体の異常を教えてくれている場合も多くあります。
月経過多が起こる病気には様々なものがありますが、勝手に自己診断せず、また、むやみに怖がったりせずに、一度きちんと婦人科に相談をしてみることをおすすめします。
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