月経困難症ってどんな病気?症状は?
2016-05-20(金) 婦人病に関するコラム
生理中のつらい症状に悩む女性が増えています。
腹痛や腰痛、頭痛などの痛みや、あまりのだるさに起き上がれない方もいて、日常生活に支障が出てしまうこともあります。
こんなつらい生理痛をクリニックで診察を受けたところ、月経困難症という診断を受けることもあります。
月経困難症とはどんな病気か
これは生理中に起こるさまざまな痛みやだるさなどを指した総称です。
月経時に下腹部痛や腰痛などの痛みがあり、会社や学校などに通うことができず、日常生活が困難になってしまうケースもあります。
初めから器質性の疾患があるタイプと、器質性の疾患を伴わない機能性、原発性のものがあります。
つらい症状の原因は
機能性の場合の原因となるのは月経時に作られる子宮内膜の生産過剰です。
月経とは厚みを増して充実した子宮内膜が剥がれて体外に出るという現象ですが、子宮内膜の厚みがあり体外に排出されにくいと痛みを引き起こしてしまうのです。
器質性の場合には子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫などの疾患が原因となるものが多く見られます。
月経困難症の治療方法とは
原因が器質性の場合にはまずはその原因となる子宮筋腫などの疾患の治療から始めます。一方機能性の月経困難症の場合には症状が軽い場合には鎮痛剤などの治療薬を処方して対処療法により様子を見ることが多くあります。
ポンタールやロキソニンなどの非ステロイド系の鎮痛剤を投与するケースが多く見られ、こうして経過観察するうちに症状が治まることもあります。
またクリニックによっては加味逍遥散などの漢方薬を処方して症状の改善をはかるケースもあります。症状が重い困難症に関しては低用量ピルなどの投与を行うことがあります。
低用量ピルを使用することによって常に着床している状態を作り出し、妊娠と同じ状態に置くことにより月経を軽くすることができるのです。経血の量が減ってつらい痛みを自然に緩和させることができるのです。
こうしたピルによる治療は機能性の月経困難症だけでなく、器質性の疾患の場合にもよく使用される治療法です。
自分でできる改善方法
自分でできる月経困難症の改善方法は体を温めることです。体を温めることで子宮の収縮を抑えて、経血が体の外に出やすくすることができます。そうすることでつらい痛みを緩和して月経困難症を軽くすることができるのです。
入浴や、ウォーキングなどの適度な運動も体を温める効果があります。食生活を見直して栄養バランスのとれた食事に注意することも大切です。
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