子宮内膜症患者は要注意!月経随伴性気胸ってなに?
2016-05-15(日) 婦人病に関するコラム
女性だから発症してしまう病気はいろいろとあるのですが、子宮内膜症もその一つです。
この病気は本来子宮の中に存在している子宮内膜が何らかの理由によって子宮外で増殖や剥離を繰り返す病気です。
子宮内の子宮内膜は生理の時に一緒に経血として排出されますが、それ以外の場所にある場合は腹腔内で癒着を起こしたり炎症や痛みなどを引き起こします。
あまりぴんとこないかもしれませんが、近年は女性のライフスタイルの変化によって段々とこの病気の患者数も増えてきています。
月経随伴性気胸って?
子宮内膜症によって起こる病気もあり、その一つに月経随伴性気胸があります。
病名からして生理が関係していることは推測できますが、どのような病気なのかイメージできない女性も多いでしょう。
まず気胸という病気ですが、これは肺から空気が漏れて胸腔内に溜まって肺を押しつぶし縮めてしまう状態です。かかる年齢は10代半ばから30代ぐらいで痩せ型の男性に起こりやすいのですが、月経随伴性気胸は女性に起こります。
生理の前後ぐらいに起こりますが、子宮内膜症が横隔膜まで広がって生理時に横隔膜に出来た穴から空気が入り込んだことが原因であるとか、肺に子宮内膜症があって生理の時に穴が開くために発症するなどの原因が考えられています。
月経随伴性気胸の特徴
月経随伴性気胸はほぼ90%という高い確率で右胸に起こることが多いとされています。
症状としては気胸による胸の痛みや呼吸困難、咳などが主になります。
女性はそもそも気胸になることがあまりありませんので、もしこのような症状が長く続く場合には月経随伴性気胸かもしれないと疑って病院で診察を受けるようにした方がいいでしょう。
月経が始まる3日ほど前ぐらいから、5日ぐらいほどの期間でいずれかの症状があるかどうか、自分でも気にしておくといいでしょう。
治療方法としては、外科的手術もありますし低用量ピルを服用するなどの内科的治療があります。
まとめ
子宮内膜症は近年増え続けていると言われているため女性としては不安になるかもしれませんが、この病気自体は良性なので命に関わるという事はありません。もし発症した場合には閉経をするまでは気長に付き合っていくものと考えて、治療を行っていきましょう。
生理痛が酷いというのも子宮内膜症の症状の一つですから、お腹が痛いだけと思って放置しておくと不妊の原因にもなりますし、他の病気も引き起こす可能性がありますので、きちんと病院で診てもらうことも考えてみて下さい。
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