避妊のためにピルを服用するうえで知っておいて欲しいこと

日本においては、避妊方法としてメジャーであるのが男性のコンドームです。しかしながら、コンドームは失敗率が高く、使用をしても安心できないのが現状です。

それに対して、最近は女性が自分の身を自分で守ることができる経口避妊薬であるピルが知られるようになっています。正しく服用できれば、成功率がほぼ１００％に近いので、安心して生活することができるのです。

ピルを服用する際にはいくつか知っておきたいことがあります。それについて、触れてみましょう。

ピルの効果

まずはその効果です。避妊薬として定評があり、多くの人が服用するようになっているのですが、その仕組みとしてはホルモン剤の入った錠剤を毎日服用することで、生理周期を整えます。28日間の周期にしていくので、生理不順の人にも適しています。

また、排卵を抑える効果があるために精子と卵子が出会うことがないため、妊娠をしないという仕組みになっているのです。そういったことも関係して、生理痛が酷い人であってもそれを軽くすることができたり、排卵痛を緩和させることができたりする効果もあるのです。ですから、避妊の目的以外でも服用する人もいるわけです。

ピルの使用方法

それではその使用方法についてご説明しましょう。ピルは正しい服用によって、１００％に近い成功率を誇る避妊薬です。正しい服用というのは、毎日きちんと飲み続けるということになります。

これは時間が飲み忘れて空いてしまったりすると、その効果がなくなってしまうことがあるのです。特に服用の間が48時間以上空いてしまうとほかの避妊法に切り替える必要があるのです。ですから、毎日同じ時間帯に服用できるように習慣づけておくようにすると安心なのです。

ピルの副作用

避妊薬として高い効果のあるのですが、一方で副作用が見られることがあります。これはその人の体質にもよるのですが、飲み始めに少し症状が出たりすることがあったりすることもあります。

低用量のホルモン剤の入った錠剤を服用していくので、体が妊娠をしている状態であるように思い込むような症状が出るために、時につわりのような気分が悪くなるような症状が出ることがあります。これは初期段階で見られるものであり、少しずつ体が慣れていくとその気持ち悪さなどもなくなるようになったりするものです。

また、血栓症になる可能性があります。ちょっとしたむくみの症状が出ることもあるのです。ですから、服用の際には十分に注意が必要になります。