ピルは生理痛にも効果を発揮!【避妊以外の効果と注意点】
2016-06-08(水) ピルの基礎知識・種類など
高い避妊効果で知られている「低用量ピル」ですが、避妊以外にもさまざまな副効能を持っています。その一つに、生理痛を軽減する働きがあり、治療に使われることもあるほど効果的です。その働きを知って、毎月の辛い痛みから解放されましょう。
生理痛の原因
生理のリズムは、2つの女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」によって生まれます。受精卵の着床に備えて、子宮内膜は徐々に厚くなっていき、排卵後にはさらに厚みが増します。
受精卵の着床がなかった場合、不要になった内膜は剥がれて血液とともに体外に排出されます。これが生理で、子宮を収縮させて排出を促す作用のある「プロスタグランジン」が、子宮内膜から産生されます。
プロスタグランジンの分泌が多いと、子宮が過剰に収縮するため、痛みが強くなります。
また、プロスタグランジンには痛みを強める作用もあるため、頭痛、腰痛の原因にもなります。
ピルのしくみと生理痛
低用量ピルには、エストロゲンとプロゲステロンが配合されており、妊娠と似た状態になるため、排卵が起こりません。このため、避妊効果があるのですが、妊娠していると認識されるので、子宮内膜の増殖も抑えられます。
その結果、内膜から作られるプロスタグランジンの分泌量は少なくなり、生理痛も軽減されます。また、出血量も減ります。
ピルのその他の効能と注意点
低用量ピルには、生理痛や出血量の軽減とともに、生理周期を安定させる効果があります。また、ホルモンの変化を抑えるので、PMSにも効果的です。
子宮体がんや卵巣がんになりにくくなるという報告もあります。
服用する場合には、毎日1錠ずつ同じ時間に飲むようにします。
通常は、月経開始日から飲み始めます。飲み忘れのないように正しく服用すると、高い避妊効果があります。
1シートに21錠のタイプと28錠タイプがあり、21錠タイプでは1シート飲み終えたら7日間薬を休んでから、次のシートを飲み始めます。28錠タイプは、1シート終わったら、続いて次のシートに移ります。
市販の薬との併用は問題ありませんが、医療機関で処方してもらう薬の中には相互作用のあるものも存在します。お互いの薬の作用を強めたり、弱めたりする恐れがありますので、薬を処方してもらう際には、ピルを服用していることを伝えて、医師の指示に従ってください。また、ダイエット関連のサプリなどによく使われるセント・ジョーンズ・ワートも作用を弱めるので、注意してください。
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