ストレスのせい？生理が遅れる原因と気をつけるべき事

思春期の頃に初潮を向かえてから閉経までの間、女性は一定の周期で排卵を繰り返し、その結果受精しなかった卵子や子宮内の肥厚した部分の組織が生理となって排出されることを続けます。
この繊細な身体の営みはさまざまな条件によって影響を受けます。

女性の体はデリケート

女性の体は月経周期によってさまざまな影響が現れます。
生理前になると吹き出物が出やすくなったり、生理が始まると人によっては痛みや吐き気などの強い症状に悩まされることもあります。

そしてそうした症状の出方や症状の有無は、その人の生活環境や日頃感じるストレスの状況によっても変わってきます。

女性がやがて妊娠して出産することを希望していても、月経周期があまりにも不順であるために中々妊娠できないといった悩みもあります。
あらゆる状況から影響を受けやすく、とても繊細だというのが、女性の体の特徴です。

さまざまな原因で月経周期が乱れる可能性がある

初潮が始まったばかりの頃には、ある程度月経周期が一定しないことがあっても仕方がないのですが、大人になってからも月経周期が酷く乱れたままで一定しないという人もいます。

実際には、30日前後のほぼ一定の周期で自然に生理は繰り返されるものなのですが、人によっては半年も生理が来ないと言うことに悩み、専門の医療機関を受診して治療を受けている人もいます。

月経周期が乱れることにはさまざまな原因があるといわれています。
無理なダイエットや、食生活の乱れ、睡眠不足、身体の冷えなどは、月経不順の原因になる可能性があります。

生理の遅れが起こる原因

中でもストレスが原因で月経が止まってしまうというケースは少なくありません。
人の人格を無視された行為は強いストレスを強いられることに繋がるので、例えば戦時下のような極限の状態では強いストレスによって無月経になってしまう人の割合が格段に増えるといわれています。

また、それ程の極限状態ではないまでも、極端な方法によるダイエットを行ったり、精神的な重圧を感じ続けるといった環境も強いストレスをかけることになります。

環境が変わったり、極端に体重が減ったりすることは身体に急激な変化を強いることになります。
ちょっとしたストレスは誰にでもあることで、一時的に生理が遅れるなどの症状があっても、基礎体温に変化がきちんと出ているようであれば正常に排卵日も機能していることなので、心配は不要です。

けれども卵巣や子宮などの病気があったり、甲状腺の異常などが原因で排卵日が正しいリズムにならないために生理が遅れることが何ヶ月も続くようであれば、専門の医療機関を受診することが必要です。