あなたの生理は正常？セルフチェックしてみよう！【基礎体温編】

女性にとっては、月に1回訪れる生理は体の変化をチェックする目安になります。
生理の状態で、ある程度婦人科系の病気の症状や子宮や卵巣の健康状態を把握することができます。

生理周期のセルフチェックが大切

生理は、精神的なストレスでも周期が乱れます。
妊娠や避妊を望んでいる人は、自分の生理周期が正常かどうかチェックしておくことをおすすめします。

まず、生理周期は生理が始まった日から次の生理が始まる日までをさします。人によってこの期間は違いますが、だいたい26日から32日ぐらいが一般的です。
それよりも短い場合や、長い場合には婦人科系の病気や卵巣の機能が正常に働いていない可能性もあるため、一度病院でチェックしてもらう方がよいです。

月経は3日から1週間の間で終わるのが一般的です。月経の期間が短すぎる場合や長い場合も病気の可能性があるため、注意が必要です。
精神状態や体調によっても乱れることもあり、数日から1週間程度の乱れは正常な範囲内です。

基礎体温測定とは

自分の生理をセルフチェックする方法としては、基礎体温測定があります。
基礎体温で、ある程度卵巣が正常に働いているか調べることができます。

基礎体温は、風邪をひいたときなどに使用する体温計とは違い、脇ではなく口にはさんで計測します。
基礎体温を測る専用の体温計がドラッグストアなどで販売されており、誰でも購入することができます。

基礎体温は、排卵日をある程度予測することもできるため、妊娠希望の女性が使用することが多いです。

基礎体温の計測方法とそこから分かること

使用方法は、朝起きたときに体を動かさず、寝た状態のまま体温計を舌の裏側にあてて体温を計測します。
計測するタイミングは毎日行います。基礎体温は毎日変化するため、継続して行うことが大事です。

卵巣が正常な場合は、基礎体温の温度は低温期と高温期に分かれます。
月経が開始されてから2週間ぐらいは低温期が続きます。低温期が2週間続いた後は、高温期が2週間近く続き、グラフにするときれいに2層にわかれます。

体温が低温期や高温期にわかれずに一定のままの場合はホルモン分泌が正常に行われていない可能性があり、無排卵の可能性もあります。

基礎体温は毎日記録しておくと自分の体の変化がわかりやすく便利です。記録するのが面倒な場合は、データを自動的に記録してくれる基礎体温計を使用するのもおすすめです。
スマートフォンのアプリには、基礎体温を入力すると排卵日や避妊した方がよい日、次回の月経開始日などを知らせてくれるものもあります。