生理日予測は簡単？生理周期を知りましょう

自分の生理周期を正しく計算したことはありますでしょうか。何となく月末～翌月頭くらいに毎月あることくらいは把握しているけど、正確な生理日予測はしたことがないという人の多いのではないでしょうか。

計算というと難しく感じますが、実際は生理周期の計算はとても簡単にできます。

生理周期の計算方法

まず準備することとして、最近の生理開始日をチェックしておきます。このデータは多い方がよいですが、最低でも2回分は必要になります。

次に、最初の1回目の生理開始日～その次2回目の生理開始日の前日までの日数をカウントしま<す。例えば、前回は1月1日に生理が始まり、その次の生理が始まったのが1月30日だとしたら、2回目の生理開始日前日までの日数を数えると29日になりますね。この場合の生理周期は29日です。

できるだけ正確に知る為には、直近の4回分のデータを突き合わせた平均値を出すとより正しい周期が分かります。生理周期を把握すれば、できる限り生理日予測ができるようになります。

自分の生理の状態を知る

この周期を知ることは自分の生理の状態が正常かどうかを知ることに繋がります。正常な人の場合はこの周期が25～38日間と言われています。逆にこの周期が24日以内と短く、1カ月に2回生理がある状態を「頻発月経」と呼びます。更年期に入る前の女性に見られがちな症状で、不正出血の可能性もあります。

また39日以上90日未満と期間が空いてしまう場合は「希発月経」と呼ばれる状態で、排卵がないことも考えられます。放っておくと不妊症などの原因になることもあります。

周期が月によってまちまちの場合は不整周期月経といい、生理不順とも呼ばれる状態です。ストレスなどからホルモンバランスが乱れている可能性があります。
自分の生理の状態を把握し、もし周期に異常がある場合は婦人科で検診を受けることが大切です。

生理日予測ができると良いことは？

生理開始の一週間～10日前くらいは分泌期と呼ばれる次期で、いわゆる生理前のイライラや体の不調、肌あれなどが起こりやすい時期です。
逆に生理終了後の一週間ほどはエストロゲンというホルモンが分泌され、体や肌の調子が良くなるデトックス期になります。

自分の生理日予測ができると、その前後に起こる体や心の変化も理解しやすくなります。生理前の分泌期は家でゆっくりする時間を取ったり、逆に生理後はスポーツや遊びなど活発な予定を入れてみたりなど、自分の状態に合わせて無理なくスケジュールを立てることができます。