生理痛(子宮の痛み)について【原因と対処法とは】
2016-07-08(金) 生理痛対策
生理の時に感じるお腹や腰の痛みに悩んでいる女性は多くいます。
独特の子宮の痛みは、痛みだけではなく、気分も落ち込ませてしまうことがあります。
その痛みの原因は何にあるのでしょうか。
女性ホルモンの働きとは
女性は約28日周期で生理がやってきます。自然とやってくる生理ですが、身体の中で女性ホルモンの分泌量が大きく変化することで引き起こされています。
生理前にイライラや食べ過ぎ、便秘などの症状がやってくるPMSも女性ホルモンの分泌量が変わることが原因だと言われています。
女性ホルモンと同様に生理周期に合わせて分泌されている物質にプロスタグランジンがあります。このプロスタグランジンはホルモンと同じような働きをして人間の身体に影響を与えるのですが、プロスタグランジンの分泌量が多くなってしまうことが生理中の痛みの原因となってしまっているのです。
プロスタグランジンの働きとは
プロスタグランジンの働きは筋肉を収縮させることにあります。
生理は精子と卵子が受精して妊娠するために着床する場所として作られてきた子宮内膜が、妊娠しなかった場合に不要になるため剥がしてしまうために起こるものです。
古い子宮内膜は早く剥がしてしまって、次の妊娠のために備えなければならないため経血を効率よく体外へ排出するためにプロスタグランジンが子宮を収縮させて効率よく子宮内膜を排出させるのです。
プロスタグランジンの分泌量が多ければ子宮は過剰に収縮してしまうため、痛みを感じてしまうのです。また、プロスタグランジンには痛みを感じやすくさせるという働きもあるため、頭痛や腰痛なども引き起こしてしまうのです。
プロスタグランジンの分泌量を軽減させることが、生理痛の改善に繋がります。
生理痛を軽減させるためには
自分でできる対策としては、血行を良くすることです。冷えなどが原因で血行が悪くなると、プロスタグランジンがいつまでも骨盤の中に留まってしまい痛みが強くなってしまいます。お腹や腰など、子宮の周りを冷やさないようにします。
また、プロスタグランジンは油から作られます。肉やスイーツ、乳製品など油分の取りすぎでもプロスタグランジンが多く生成されるようになってしまうためこれらの食べ物を控えたり、カフェインの入っているコーヒーやお茶を控えめにするのも一つの方法です。
どうしても毎回生理痛がある場合には、抗プロスタグランジン効果のある鎮痛剤を飲むようにしましょう。生理痛が起こってからでは効果があまりないと言われているため、生理になる数日前から服用するようにしましょう。
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