生理前のイライラは薬で解消できるの？どんな薬なの？

たくさんの女性が悩んでいる、生理前に起きる身体の不調のことを「PMS」といいます。通常３～１０日前から始まり、生理が始まると軽くなり消えていきます。
原因は女性ホルモンのバランスが崩れることが関係していると考えられていますが、はっきりとしていません。

生理前のイライラの原因は何？

症状を重くする原因の一つにはストレス、冷え、睡眠不足なども関係しています。
またタバコやアルコール、カフェインや糖分、塩分、脂肪の取り過ぎなどが自律神経をを乱す原因となってしまいます。

PMSの症状には、乳房がはる、頭痛がする、イライラする、気分の浮き沈みが激しい、眠気や不眠、むくみ、肌荒れやにきびができる、憂鬱感など様々です。

薬で解消できるの？

PMSに対応したお薬を生理前に服用することで多くの症状を改善します。
改善率が報告されており、乳房のはり７８．２％、頭痛９０％、イライラ８３％、気分８４．６％、肌荒れ８２．１パー千などと結果が出ています。続けて服用することが大事で、約９０％の女性に症状の改善が見られました。

服用の際には注意事項をよく守り、生理前のご自身の体調や症状にきちんと目を配りましょう。月経不順の方、日常生活に著しい支障をきたしている場合、月経周期に関係なく乳房のはりやしこりがある場合などは、服用の前に医師に相談してください。

また、日本に一つだけ、PMSの治療薬があります。有効成分であるチェストベリー乾燥エキスをふくんだ「プレフェミン」です。スイス、オーストラリアを初めとした多くの国で一般用医薬品として使用されている、初めて日本で承認された薬です。

注意点

１．途中で飲み忘れてしまったり誤って多く飲んでしまっても、気づいた日から服用を再開します。
気になる症状が出た場合は医師に相談してください。
２．継続して飲んでいても効果がない場合はPMS以外の原因があるかもしれません。服用を中止して医師に相談してください。
３．途中で妊娠をした場合はただちに服用を中止してください。現時点では妊娠中の安全性は確立していないため注意が必要です。
４．副作用が少なく安全性の確認された商品ですが、万が一気になる症状があらわれたら服用中止して医師に相談してください。

また服用後の注意としては、何らかの異常が生じ副作用の可能性がある場合、一カ月程度服用しても症状が良くならない場合、症状の改善が見られても３カ月を超えて服用する場合は、医師に相談してください。
自分だけでむやみに判断しないことが大事です。